こんにちは!
飲食店を経営しながら、WEBマーケティングを学び始めた聖です。
突然ですが、
Instagramで、バズって集客したくありませんか?
「NO!」という方はあまりいないと思います。
逆に、
「お店のInstagramは運用しているけど、フォロワーが増えない」
「どうやったらバズることができるのかわからない」
「ツールを使ってフォロワーは増えたけど、毎月の料金がキツイ」
こんな悩みを持つ方はいると思いますし、実際にそんな悩みを持つ飲食店経営者とたくさん会いました。
そこで本記事では、Instagramでバズるためのアルゴリズムの原理原則と
バズるコンテンツの作り方をお話していきます。
なぜSNSが必要なのか?
結論から言うと、
SNSを使わずに従来の集客方法である、食べログとかのポータルサイトやSEO対策、
看板といった昔ながらの集客方法だけやっている飲食店は今後売上は伸びません。
なぜなら、顧客の検索行動が変わっているからです。
その検索行動とは何かというと、来店するお店を探す際に上述した方法ではなく、
近年はTikTokやInstagramといったSNS内で調べてから来店することがほとんどです。
つまり、昔ながらの集客方法ではお客さんに発見してもらいにくくなり
来店数がじわりじわりと減っていき、売上低迷に陥っていくのが目に見えてます。
なので今後、飲食店で売上を上げるためには、SNSを取り入れるのはマストに
なってきます。
そこで今回は、SNSの中でも有名なInstagramについてお話します。
Instagramの5つの評価ポイント
Instagramをバズらせるための5つの評価ポイントは、
- フォロワー数に対して「いいね率」が高い
- フォロワー数に対して「保存率」が高い
- フォロワー数に対して「コメント率」が高い
- ユーザーの平均滞在時間が長い
- 投稿を見たユーザーが、他の自分の投稿も見ている率が高い
この5つのポイントをInstagramが優遇する理由はシンプルで、
Instagramの願いは、Instagramを使ってくれる人の滞在時間を伸ばすことだからです。
Instagramでは、コンテンツの基本評価軸4つのうち
「平均視聴時間」と「ユーザーのリアクション」の2つの評価を特に重要視しており
この2つの評価が高いものを優秀なコンテンツと判断します。
【コンテンツの基本評価軸4つ】
・平均視聴クリック率 10点
・平均視聴時間 40点
・視聴後のリアクション 40点
・「おかわり」の割合 10点
※点数配分は仮定の数字で実際の数値は公表されていません。
この2つの評価軸を満たしている=5つの評価ポイントを満たしている投稿ですから、
それを上げるためにどんな工夫をするか、を考えればInstagramは自然と攻略できます。
そして、この反応を上げる工夫は次の5つになります。
Instagramの反応率を上げる5原則
- ニーズリサーチ
- 分かりやすいアカウントコンセプト
- 濃いフォロワーのみを集める
- 1枚目の画像は13文字までで文字を大きく
- 10枚重ね投稿が必須
この順番に解説していきます。
ニーズリサーチ
視聴者の興味が高く、すでに需要が保証されているテーマで投稿をしない限り伸びることはありません。
視聴者が高い確率で興味を持つテーマは何かというと、「HARMの法則」に該当するジャンルです。
【HARMの法則】
H:Health…健康、美容、容姿
A:Ambition…将来、夢、キャリア
R:Relation…人間関係、恋愛、結婚
M:Money…お金
HARMの法則のテーマで特に視聴者の興味が高いコンテンツを見極めるためのリサーチをすることで、5つの評価ポイントを上げやすくなります。
リサーチには、YouTubeを使いましょう。
なぜなら、YouTubeには「再生数」という公開された分かりやすい指標で、そのコンテンツがどの程度需要があるかを知ることができるからです。
たとえば、あなたがダイエットレシピというテーマでの発信を考えて、
ターゲットを40代の女性と定めたとしましょう。
HARMの法則の健康にあたります。
この時、YouTubeで「40代 女性 レシピ」と検索します。
すると、40代女性向けの動画コンテンツが検索結果(おすすめ)としてたくさん表示されます。
その中には、高い確率で先行して40代女性のダイエットレシピの発信をしているYouTubeチャンネルがあるはずなので、そのチャンネルの動画一覧のページに行き
「人気動画」というボタンをクリックしてください。
そうすると、再生数が高い順に動画が並ぶので、特に再生数が高いコンテンツの
共通傾向を分析してください。
分析の結果、以下のような共通する傾向があったとします。
・「〇つの食材だけ」や「○○キロ痩せた」というキーワードがサムネに入っていると伸びている。
・運動をしないで食べるだけで痩せた!といった動画が伸びている。
・before afterの写真があると高い再生数の傾向がある。
この分析結果がターゲットが特に興味があるコンテンツの答えです。
仮に上の3つのような傾向が読み取れるのであれば、40代女性が求めるのは
「なるべく運動をせずに簡単にできる料理を食べるだけで、痩せたい」
ということです。
それであれば、このテーマを表現したコンセプトテーマでアカウントを作って
コンテンツを作っていけば良いのです。
お店のアカウントでダイエットレシピを発信することで、お客さんからするとあなたは
「私のために、無料でダイエットレシピを教えてくれる凄く良い人!」となります。
一見お店と関係ない投稿は来店に結びつかないようにも思えますが、
返報性の原理が働いたり、そのレシピが美味しいものだとお店のメニューも
美味しいであろう!と信用もありますので以外にも集客に役立ちます。
お客さんにとって役立つ情報を発信することで、信頼を得ることができるので
ただのフォロワーからファンになります。
集客は信頼構築からです!
集客がうまくいかないたった1つの理由と見直すべきポイント – 繫盛店WEBマーケティング (0-startma-ke.com)
分かりやすいアカウントコンセプト
コンセプトとは、
「誰にどんな未来を届けるか?」です。
例えば、先ほどの40代女性が好む美容コンテンツのニーズリサーチの結果が
「なるべく運動をせずに簡単にできる料理を食べるだけで、痩せたい」なのであれば
「運動をせずに食べるだけで2週間で5キロ痩せるダイエットレシピ」といった
分かりやすいコンセプトを作ることが大切です。
このコンセプトが伝われば、ユーザーは
「この人の発信を見ていけば自分も運動をしないで痩せられる!」と思っていいねを
したり、フォローをしてくれるようになります。
濃いフォロワーのみを集める
アカウント立ち上げ初期で重要になるのは、「濃いフォロワー」のみに絞るということです。
濃いフォロワーとは、
自分の投稿をしっかりと見る確率が高く、いいね率、保存率、コメント率が高くなる
可能性が高いフォロワーのことです。
前述の通り、Instagramはいいねや保存率が高い投稿が優遇されます。
この「濃いフォロワー集め」を初期の段階でしっかりと行わないと、アカウントが
バズることはありません。
そうなると、都合よく
「自分の投稿をしっかりと見る確率が高く、いいね率、保存率、コメント率が高くなる可能性が高いフォロワー」を集める手段はあるのか?という疑問が出てくると思います。
安心してください!簡単に誰でもできる手段があります。
それは、ターゲットを絞った「いいね回り」です。
実は、この自発的な活動がフォロワー集めには最適なのです。
ここでは私が実際に行っている「いいね回り」の手順を紹介します。
【いいね回りの流れ】
- 自分の発信コンセプトで、かつターゲットにしているユーザーが同じライバルアカウントを探す
↓ - ライバルアカウントの投稿を見に行き、投稿に「いいね」を押している人を一覧で見る
↓ - 「いいね」を押している人アカウントに遷移し、そのアカウントがアップしている投稿に「いいね」をして回る
なぜこのようなやり方をするのかというと、自分の競合アカウントの投稿に
「いいね」をする人は非常にアクティブなユーザーだからです。
SNS全般に言える事ですが、
「見る専門で、いいねやコメントは一切しない」という人が半数近く存在します。
そういう見る専門の人をフォロワーにたくさん抱えてしまうと、
自分の投稿のいいね率、コメント率、保存率は当然下がります。
それはすなわち、発見欄に出にくくなるということにつながるのです。
だからこそ、競合アカウントに「いいね」をするユーザーは非常に大切にしたい
存在です。
アクティブで積極性があるアカウントに対して自分から「いいね回り」をして、
アカウントの存在に気付いてもらうことで「濃いフォロワー」を形成していくのです。
この時、もう一つの条件を守るとさらに濃いフォロワーになります。
その条件とは
「いいね回り」をする対象のアカウントのフォロワー数が300以下であることです。
300という数字はあくまで目安ですが、せっかくあなたのフォロワーに
なってくれた人が、たくさんの人をフォローしまくっているアカウントだと、
自分の投稿がフォロワーのタイムラインに表示されないということが起こります。
見てもらえなければ、当然いいねも保存も発生しません。
よって、フォローしている人数が300人以下のアカウントで、アクティブにいいねなどの行動をするアカウントが濃いフォロワーになってもらえる可能性が高いのです。
誰でもできてしまう作業なので効果があるのか疑わしいと思うかもしれませんが
まずは自分のアカウントを相手に見つけてもらう必要があります。
だからこそ、アクティブでフォロワーが300人以下のアカウントを競合の投稿の
いいねリストからひたすら探しては「いいね回り」をすることが重要です。
また、この時に注意点が一つあります。
こちらからフォローはしないでください。
フォローはせずに色々な投稿に「いいね」をして、こちらの存在に気付いてもらう。
そしてこちらのアカウントを見に来てもらって興味を持ってくれれば、
向こうがフォローしてくれる。
この状態を意識することが大切です。
実際に私はこの方法を、InstagramとFacebookで実践しました。
そうすることで、1カ月ほどでどちらも1,000人を超えることができ、
早いとその日のうちにお店へ来店していただけました。
この「いいね回り」で注意点がありまして、
1日に大量の「いいね」をして回ると、ツール、BOT判定に引っかかりアカウントが
ロックされたり、停止処分を受けたりすることがあります。
そのため、1日に行う「いいね回り」の数は100アカウントぐらいに留めて、それぞれのアカウントの投稿に対して3つずつ「いいね」をすることをおすすめします。
つまり、毎日300いいね。これが最初のスタートです。
地道な作業ですが、この先に濃いフォロワーが結成されて、
後に発見欄でバズるという道のりが見えてくるはずです。
1枚目の画像は13文字までで文字を大きく
ここから、実際に投稿を作る時のポイントを解説します。
1つ目のポイントとして、1枚目の画像は必ず文字付きの投稿にすることを意識してください。
というのも、今の時代、映えている写真程度では「いいね」や「保存」を稼ぐことは
できません。
「いいね」や「保存」を稼ぐ為には、ユーザーがその投稿に「有益性」を感じる必要があります。
1枚目の画像は視聴者のタイムラインに一番に表示される「雑誌の表紙」のような存在ですから、ここにしっかりと有益性を伝えるメッセージをいれましょう。
さらに、このメッセージは13文字以内にすることをルール化してください。
なぜなら、人間が一度に視認できる最大の文字数は13文字と言われているからです。
また、キャッチコピーは当然目立った方が良いので、かなり大きめの文字にするようにしてください。
大きい文字にする理由は、様々ある投稿の中で目立つという意味合いもありますが、
文字が大きくないとパッと見で読めないからです。
当然ながらSNSはスマートフォンで閲覧するユーザーが圧倒的に多く、
スマートフォンの大きさは7インチ程度が主流です。
さらに、今の時代は40代が日本の平均年齢です。
Instagramは若者だけのアプリではなく、40~50代のユーザーも多く存在するようになっています。
40~50代の方は、スマホの普及のせいで目が悪い人が増えていますし、老眼傾向が出ている方が非常に増えています。
ここを見くびるとInstagramはびっくりするほど伸びません。
最後にもう一度も言いますが、
「文字を大きく」「13文字以内」このルールを徹底することを意識してください。
10枚重ね投稿が必須
もう一つ、実際に投稿を作る時に意識するポイントとして
投稿は10枚の画像で作ることが挙げられます。
Instagramは1投稿に対して10枚まで画像を設定可能です。
この10枚重ねが必須の理由は、以下の2つの行動が起きやすくなるからです。
【10枚重ねが起こす効果】
・投稿を見る滞在時間が増える。
・有益なコンテンツで10枚のボリュームがあると、すぐに覚えきれず後で見直したい
=保存という行動が起きる。
何度も繰り返しますが、視聴時間が増えることとユーザーのリアクションは
Instagramで投稿が発見欄に優遇されるための重要な評価軸です。
ですから、必ず10枚重ねで投稿を作ることが発見欄に出てバズる近道になるのです。
この時の全体の基本構成は、以下の通りです。
1枚目:表紙
2枚目:概要を伝える(最後まで見るとどんなメリットがあるか?)
3枚目:保存誘導(重要だから、保存して見返してねアピール)
4~9枚目:具体的な内容
10枚目:プロフィールページ誘導、他のおすすめコンテンツ誘導、保存誘導
是非こちらを意識して投稿を作ってみてください。
まとめ
いかがでしたか?
魔法のような内容ではなく、基本的なお話でしたが
この基本こそが将来あなたのアカウントをバズらせ、繁盛店へと
導いていきます。
今からの時代、SNSはマストです!
毎日ほんの少しずつからでいいので始めてみてください。
1日10フォロワーでも集まれば、1カ月で300フォロワーも集まります。
1日15分ほどの積み重ねで席数20席の飲食店であれば、あっという間に満席に
なりますよね。
仕事前、仕事終わりにコーヒーを飲みながらポチポチタイムを作って
バズる集客で飲食店をもりあげましょう!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。